サデックの酒場


ミトーからさらに西南に位置するサデックという街へ移動。
ベトナム南部の田舎町といった風情で、とてものどかな場所です。この道沿いにあるカフェでコーヒーを飲んでいたら、10代くらいの男の子集団が声をかけてきて、主人経由で少し話をしました。
「ベトナムのことをどう思うか?」とか「日本はどんな街か?」とか、いちいち質問が素朴でかわいかった。

ホテイアオイが浮かぶメコン河。
ダラットやファンティエットと違って、さすがに南国らしい日差しが気持ちのいい街でした。今までの旅が寒すぎた…。
ここは映画「ラマン」の舞台となった場所でもあります。

河のむこうに見えるのは、レンガを焼く窯だそう。河を越えて、石炭が焼けるようなにおいが漂っていました。

サデックの超ローカル飲み屋で昼間から飲みます。の図。
これは揚げ豆腐。レモングラスを細かく刻んで炒めたものを散らしてあって、カリっとしていてそれはもうおいしい酒のつまみでした…。食べたい…。

これは豚肉の焼肉みたいなもの。中華食材の腐乳をのばしてソースにしたみたいなタレにつけて食べます。
ここのお店は他にも、かえるとかネズミとか虫系が充実していて、お好きな方にはたまらない酒場だと思います。大勢で行けばいろんなものを注文できるので、ぜひ一緒に行くかたを募集中。

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いわしのせごはん


立ち読みしたことしかないのですが、この本のもとネタだと思います。
いわしをナンプラーに漬けて素揚げにし、さらにナンプラーに漬けこんだものをのせたごはん。南蛮漬けっぽいですね。
うまそう…。

これは写り込んじゃってわかんなくなっていますが、皿めし屋台のおかずを並べるケースです。

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サイゴン市内の貝屋台


サイゴン市内で一番おいしい!とおススメできる貝の屋台がこちら。
場所はバックパッカーが宿泊する有名なエリアの近くですが、もし行くんだったら直接ワタシに聞いてください…。
こういう貝の屋台はもう絶滅危惧種らしく、確かに私も、市内ではここ以外であんまり見かけたことないかも。

かわいい貝コレクション。
これは「オックフーン」という巻き貝。ボイルしたものをいろんなソースや塩につけて食べるようです。コリコリした食感で、値段はちょっと高め。

ベビーほたてみたいなやつ。これを網焼きにして、熱した油とネギをかけてナッツを散らしたおつまみがかなりうまい。

ギンガムチェック的な貝。

貝の屋台のおねえさん。
主人はここの常連で、私も何回か通ううちに顔見知りになりました。ここのお店は華僑が一家で経営しているらしく、貝は毎日、こちらのご主人が市内から3時間くらい離れたベンチェーという港町まで仕入れに行くそうな!
界隈の屋台街の中でもここは毎晩活気があって、ローカルの人たちが大声でしゃべったり、地面にばんばん貝殻を落としながら食事する雰囲気がとっても楽しいです。そしてこんだけ回転がよければ相当儲かってるはずだ…。

夜の屋台。これははまぐりか何かだと思います。今すぐ食べたい…。

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ミトーの皿めし


ミトーで食べた朝ごはん。
左手が春雨&ひき肉入りたまご焼きのせごはんで、右側が豚肉をカリカリに焼いたの乗せ。ここは豚皮の細切りがたくさんのってて、今見てもおいしそう…。あの細切りをどうやって作ってるのか、いまだにナゾです。

これはChao Longという内臓のお粥。
これは眠かったのかあんまり覚えてないや。見た目的には具だくさんで薬味もちゃんとしてるし、おいしそう。

メコン河沿いの水上家屋。

メシ屋の看板です。「COM」=皿めし全般。「PHO」=おなじみフォー。「HU TIEU」=細麺のフォーみたいなもの。
これだけ立派な看板がある食堂はかなり大きな店構えのところが多く、私たちが行っていたのは、看板もないような家庭の軒先的な店が多かったです。

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サイゴン市内の犬


犬そのものや犬種の好みは人それぞれだと思うのですが、サイゴンはワタシ的に、世界一かわいい犬オンパレードの国です。
スムース(短毛)好きなワタシにはたまらないヤツがうようよいるっていう見た目的なところもあるのですが、なんていうか飼われ方がドライでいいですね。人も犬をてきとうに飼ってるし、犬も人に依存せずに暮らしてる感じがします。えさくれなくなったら、とっとと出ていきますから。みたいな。
それにしてもこの黒いやつ。なんでまたキャッチーに2匹で…。
手のひらでつるつるうりうりしたい…。

これもいいですね。しっぽがしゅっと長くて、顔も凛々しいです。

そしてこれ。

なんですかこの迷惑そうな感じ…。
べろでベロベロしてえ…。

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ミトーの貝屋


サイゴンへ帰ったその足で、こんどは南部の街へ移動。メコン河沿いに開けるミトーという街に1泊しました。
これは夜飲みに出かけた貝専門の屋台で食べたおつまみ。ベトナムにはこんな感じの貝屋さんが点在していて、赤貝やミル貝やはまぐりやほたてや見たこともない感じの貝を蒸し・焼き・炒めなど、いろんな料理で食べさせてくれます。
と言いつつ、この手のお店はベトナムならではでありつつもそんなに数が多いわけではなく、サイゴンでもおいしいところは1軒に決まっていて、滞在のときは必ず行くことにしています。

これは貝屋台のなかでもワタシがいちばん好きなメニュー。はまぐりのレモングラス蒸しです。
塩をふったはまぐりを、大量の生のレモングラスを入れた土鍋で蒸している料理なのですが、この蒸し汁が最高においしい。どちらかといえば貝よりも蒸し汁を飲むために注文しているようなもので、汁が余れば水筒に入れて持って帰りたいくらいイケてます。

宿泊した古いホテルから見たメコン川の夜明け。

ちなみにワタシはこの写真を撮ろうとして欄干によじのぼって叱られました。古いホテルでは自殺行為なんだそうです。

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ベトめし超凡例


ベトナム出張中の主人が今日のごはんの写真を送ってくれました。
これぞ!ベトナムローカルのごはんのおかず凡例メニュー。
真ん中にあるのが豚バラの煮込みをスライスしたもの。あとは左上から時計まわりに、なすの漬物。メンマ。スペアリブの醤油煮込み。ごはんの左側が魚のすり身のかまぼこ。
ワタシが見るに、ベトナム料理の区分は、
フォー/ブン/チャオ(お粥)/バンミー・オプラ/皿メシ⇒朝食
上記の写真みたいなもの/皿メシ⇒昼食&夕食&居酒屋のおつまみ
バンミー/生春巻き/揚げ春巻き/バンセオ⇒おやつ的スナック
そんな感じです。

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すり身の皿めし


ホーチミン郊外の皿めしは前回で最後かと思ったら、まだありました。
魚のすり身を固めたものが載ったごはん。私はここのお店以外では食べたことがないのですが、皿めし屋にはよくあるおかずらしい。
味というか食感が“でんぶ”みたいな感じで、個人的にはおかずだけ食べるにはおいしいけど、ごはんと一緒だとややボソボソする感じ。

恒例の豚肉たまご煮込みごはん。ここは盛りも豪勢で、おかずの量もたくさんありました。
皿めしは店によってクオリティがまったく異なり、安くてうまい店と、高くてまずい店の差がはげしい。おいしい店を見つけたとしてもお店がなくなったり新しい店ができたりと回転も早く、ココがおすすめ!という感じで紹介できないのが残念といえば残念なところ。
ちなみにウチ夫婦は日本で唯一のベトナム皿めしソムリエなので、一緒に旅行に行っていただける方がいればそのへんは得します。

これはファンティエットで朝食べたお粥だろうか。特別おいしかった記憶もないけど、酒を飲んだ翌日はお粥が食べたいものです。

これも、ファンティエットからホーチミンへ帰る道すがら。
両脇にゴム林が続きます。

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ゴーヤのスープ



ファンティエットからサイゴンへ戻る道すがらのカフェ。
トイレに行きたくなる度に、道沿いのこんなカフェに寄ってはコーヒーとかビールとかを飲みました。そしてまたトイレに行きたくなる…。
写真に写りこんでいる犬は恐らく野良なのですが、ワタシはこの旅でベトナムの犬のかわいさに目覚めもしたり。日本のペットと違って過保護じゃないから、なんていうか生きかたが自立していていいんです。ベトナムの犬。

サイゴンに戻ると値段が高くなるから。ということで、市外で最後に食べた皿めし。
これは厚揚げの中に、ひき肉のおいしいやつが入っていて、これらをぐちゃぐちゃして食べるのがもうおいしくておいしくて…。

こちらは豚肉たまごごはん。
淡白な豚肉の赤身と、あひるのたまごを煮込みにしたものは、ベトナム滞在中に作ってみたりもするくらい好きなメニューでした。

これは鶏?だか豚?だかがべースになったスープの中に、肉詰めのゴーヤが浮かんでいるスープで、ローカルな食堂ではポピュラーなメニューです。

お腹がふくれたらさっさと走ります。の図。
こういう写真のときは、都会のベッドタウンの大通りを駆け抜けている時だと思われます。サイゴンを超えてさらに南へ。

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ファンティエットのえび


ファンティエットの街中にある飲み屋で食べたえび。茹でえびに、ライムを絞った塩・コショウをつけて食べます。
ベトナムはフーコック島がコショウの産地だったりもしますが、塩とコショウが新鮮でおいしい。これにライムを絞ったものをたれにして、けっこう何でも食べていました。

これは揚げ豆腐にえび味噌をつけて、葉っぱでくるんで食べるおつまみ。
ここには写っていませんが、どこの食堂に行ってもかごいっぱいの大量な葉っぱ類がついてくることが多く、生野菜をばりばり食べながら食事をするのがベトナムって感じなのです。
そういえば日本でもベトナム料理は定着した感がありますが、やっぱり本場の味にはなりずらく、どうしても「ベトナム風」になっているところが多い。日本のも十分おいしいからいいんだけど、どうしてそうなるかというと現地の料理は日本では手に入らない食材がたくさん使われているからで、特に生野菜関係は輸入とかしづらいし原価が高いしで、日本では再現されないのだと思われます。
その点、中国やタイ料理は油と唐辛子で何とかしちゃってるところがあるので、再現度が高いし、むしろ日本のほうがおいしいなんてこともありますね。

またいかです。
海沿いにきたらとりあえず、えび・いか・かに系は食べておかないと。

ファンティエットの港沿い。
海には左にあるかごみたいなのに乗って、一寸法師状態で漁をする人がうようよいてかわいかったです。ワタシも乗ってみたい。

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