義信


サイゴン市内のベジタリアン(お坊さんとか)が通う食堂のごはん。揚げ豆腐と野菜の炒め物です。
ここのお店の名前はたぶん、読み的には「信義」だと思うのですが、看板は右から左へ表記するタイプのもので、見た目には「義信」と書いてあります。
私たちはここを見た目のまま「よしのぶ」と呼んでいましたが、そのうち何だかわからなくなり、「のぶよし」とか「ひでよし」とか「しんげん」とか、戦国武将の名前で適当に呼んでいました…。

野菜と一緒に煮込んだ麺料理。
ここはベジタリアンのお店だから野菜しか使わないのはわかるんですが、なんていうか、野菜しか使ってないという以前の料理の基本的なところがイマイチな気がしました。煮るべき野菜が生煮えだったり、味が薄かったり、濃すぎたり。
ただ、ここの台所はすごい。それこそ、「ラマン」の時代的なしつらえが現役で残っていて、一見の価値ありです。かまどとか、水がめとか、洗面台とか、いちいち現代的なものが排除された遺跡みたいな台所です。

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